HSPとその他の話

「お前は何者だ」

投稿日:2016年12月10日 更新日:

誰でも

「自分は一体どこから来たのだろう」とか、「なぜ生まれてきたんだろう」、とか

「そもそも自分は本当に自分なのか」とか「なぜこれが自分なのか」とか

考えたことはあるだろう。

 

これは自我体験といって、だいたい10歳頃以降に唐突にはじめて「自分」とか「私」といった存在に気付き、

そんな当たり前のことに突然に疑問を持つ瞬間だ。

この体験は僕らが「自分自身」を確立していく上で発達上のとても重要なステップの一つだと言われているが、

僕はこの問いは人によってはいつまでもいつまでもついて回り、

ずーーっとずーーーーっと考えていくことになる問いになっているように思う。

(いや、気にするかしないかだけで、哲学的にも本来人間とはそういうものなのかもしれないが。)

 

人が自分自身に「なって」いく上で乗り越えるはずの大切なこの体験と問いを

いつまでも気にして生きていく人は自分自身になれないでいるんだろうか。

無意識下で遠い昔「お前は何者だ」と

その頃の自分にハンコを押してもらえなかったような不安を抱える人たち、

そんな「宙ぶらりん」を感じ続ける人たちは世の中に僕らが思うよりたくさん、いる。

 

 

 

【参考文献:大山泰宏著『改訂新版 人格心理学』(2016)放送大学教育振興会】

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