彼女の話

彼女の買い物

投稿日:

彼女はなかなかの倹約家だ。
もったいない精神とムダ嫌いの魂をもつ。


彼女は普段かなり質素に暮らしている。
特に欲しいものもなく、ブランド物にもあまりステータスを感じない。
だから通常お金を使うことと言ったら食費とか週末に飲むお酒くらいだろうか。

今持っているものでなんとかなれば新しく物を買うこともない。
修理したり補修したりして、できるだけ長く使う。
物が増えることを嫌うので、ただカワイイとか言う理由で物を買うこともない。
買い物に行っても必要でかつとてもとても気に入らなければ城には連れ帰らない。


そんな彼女も年に2回くらい「ドカ買い」してくるときがある。
それは主にアウトレットモールがセールをするときらしいのだが、
この時彼女は「たくさん」買う。

「たくさん」「たくさん」というのだが、普通の女子から見れば
一年に買う数や金額としてはかなり「たくさん」ではない。
(セール中のモールは混み合うので、あまり長くは居られないことも要因だろう。)

彼女は50~80%以上OFFになっているもので、
ベーシックであまり流行を選ばない、それでいて浮きすぎない明るい色味のものを買う。
最近特にお買い得で大変気に入ったのは靴で、
本革にエナメルが塗られたパンプスと春用のショートブーツなのだと自慢してみせる。
彼女は一度買うと長く大事に使うたちなので、こと革製品は助かるのだ。


そうやってみていると、彼女のもとに来たモノたちは幸せだよなと思う。
どれもしまい込まれずむしろ使い込まれているし、なんとなくある、というようなものも少ない。
手放すときもできるだけきれいにしてリサイクルできるものはしているようだ。


買い物はあまり頻繁に行く必要はない分、行くと結構楽しんで帰ってくる。
ただし、服や靴に関してはもう少し活躍させてあげられるよう
今年は外出を増やしたいと思っているようだ。

-彼女の話

執筆者:

関連記事

noimage

とどめようがないこと

暗い気持ちでいることは悪いことじゃない。 みんなポジティブに前向きにって疲れるんだよ。 ネガティブだからダメなんだって、だれが決めたんだろう。 自己啓発本か脳科学か誰かの経験則か。 恨みも怒りも妬みも …

橋の上の彼女

橋の上の彼女

彼女はもう寒さをあまり怖がらなくなっていた。冷たい北風を愛おしく頬で受け止められるほどに。 今でも冬の朝は起きられない。コタツと共に生きたいと心から願っている。それでも一日中とりつかれたようにベッドや …

怒りと光り

怒りと光り

このタイトルを見て、僕は一体何を書こうとしていたのかまったく思い出せない。 下書きフォルダでほこりをかぶっていただけのタイトル。 だけどほうっておけないかもしれないこのときの出来事を 僕は世の中に上げ …

noimage

(no title2)

彼女は最近ひどく不安定だ。 ゆらゆらしているのに、口は貝のようにしっかりと固く閉ざされている。 誰にでも憂鬱になるときはある。 僕はただ待つしかない。

noimage

ふきとぜんまい

彼女は先日見知らぬ人からふきとぜんまいの煮びたしをもらった。 見知らぬ人と言っても、道で会った人ではなくて、 知り合いを通して知り合いの知り合いからもらったのだ。 (なんだか余計分かりにくいが。) ( …

noimage

2020/03/17

意味

noimage

2020/01/31

メロディの輪郭

noimage

2020/01/29

真くろの向こう

記事内の彼女の絵や写真。
2020年5月
« 3月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
This error message is only visible to WordPress admins

Error: No connected account.

Please go to the Instagram Feed settings page to connect an account.

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ HSPへにほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村 美術ブログへ