彼女の話

落ち着かない人生

投稿日:2017年1月30日 更新日:

彼女は昔からどうも落ち着かない人生を送っているようだ。
”波乱万丈だね”と言われることの多い生活なのである。
そして人によっては、彼女自身がそうしている、そういう選択をしているところがある、と言うのである。

確かに彼女自身も自分の存在する先々で「ふつうはあまり起こりそうのないこと」が起こる、と自覚している。
彼女自身が選択したことの結果であることもあるにはあるが、不可抗力によるものも多い。
そしてそれらが彼女の住む場所を変え、生きる糧を変え、人も環境も変えていく。


それでも”彼女自身がそうしている、そういう選択をしているところがある”と聞いたとき、
彼女は少しどきっとした。
決してそう望んだことなど一度もないのだが、そういった数々の変化に不思議と淡々と接してきたところはある。



今、彼女のそばで一つ起こっている出来事がある。
「ふつうはあまり起こりそうのないこと」だ。
ちなみに良いことではない。
そして彼女が何を考えているのかというと、
「さぁ、これから自分の人生はどう転がっていくだろう」ということだ。


-彼女の話

執筆者:

関連記事

彼女の低血糖

彼女の低血糖

彼女は低血糖気味だ。昔は体育のマラソン後や水泳でよくぶっ倒れていた。 大人になってからはなによりそんなに集中して運動する機会も減り、生活にそれほど支障をきたすこともなく忘れてしまうほどのレベルだ った …

noimage

水面に浮かび上がる絵

田植えの時期だ。 彼女は少しずつワクワクし始める。 今年の梅雨は降水量が少ないようだ。 梅雨に入ったとは言いながら日が差している日の方が多い。 彼女は少し知っているだけの農家のおじさんと顔を合わせるた …

彼女の世界の胚胎

彼女の世界の胚胎

彼女は自分のそんな世界に気付いてから、少しずつ幸せになれるような気がしている。 「これだから自分は自分の人生を認められない」と思っていた頃に比べれば 今は食事を作った時にいつまでもキッチンに残る生姜の …

彼の生まれた意味

彼の生まれてきた意味

彼の話には続きがある。 いや、続きというよりもプロローグというべきか。 別にHSPじゃなくたって、 僕らもふと「一体自分は何のために生まれてきたのか」と漠然と思う時はある。 ぜんそくで死んだ彼は生きて …

noimage

涙の世界

彼女は目に涙をいっぱいに溜めていた。 僕は彼女が一体どこに視線を定めているのか分からなかった。 それはおそらく彼女から見えた世界も同じだったに違いない。 ちょうどプールで水面があなたの網膜を横切った時 …

noimage

2020/03/17

意味

noimage

2020/01/31

メロディの輪郭

noimage

2020/01/29

真くろの向こう

記事内の彼女の絵や写真。
2020年11月
« 3月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  
This error message is only visible to WordPress admins

Error: No connected account.

Please go to the Instagram Feed settings page to connect an account.

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ HSPへにほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村 美術ブログへ