彼女の話

彼女の年賀状

投稿日:2016年12月10日 更新日:

世の中はクリスマスが迫り、年の瀬が近づき、なんとなく気ぜわしい時節だ。

彼女にはクリスマス一緒に過ごす人もいないし、正月に帰る家もないので

この時期も格別予定を考えたりすることもなく、毎年いつもの日々とあまり変わらない。

 

唯一みんなと同じ、といえばクリスマスカードと年賀状の用意だ。

海外にいる数人の友人たちにクリスマスカードを、そして国内の大切な人たちに年賀状を書く。

彼女の社交偏差値はとても低いが、いわゆる狭く深く付き合うタイプで、

どんなに何年も会っていなくともその数少ない特別な人たちへの年賀状を欠かさない。

 

彼女は年賀状を書くとき(クリスマスカードも然り)、

自分も色がつかえたらなぁと思う。

彼女は黒と白の世界しか描けない。

クリスマスや年賀状に使えないことはないかもしれないが、

喪中はがきではないのだからと彼女はなんとなく空気を読もうとする。

(思えば芋版とかやってる人たちの年賀状は白黒のみのこともあるような気がするが。)

結局は自分が好きなスヌーピーとかムーミンとかいったひと(?)たちに活躍してもらって、

彼らへの新年のあいさつとすることにほんとは少しの違和感を感じないではないのだ。

-彼女の話

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