彼女の話

終わりどころ

投稿日:2017年1月9日 更新日:

彼女は点を描いているとき、一体どこで終わればいいのか毎回分からなくなる。
これでこの紙に打つ点は終わり、、、かなぁ?と。
ここにもそこにもまだ打とうと思えば打てるのだけど、あと一点だけ打ってもう手をつけないでおこうか・・・


時たま絶対にそこには打ってはいけない、またはいけなかった点、というのがあるが、
(それ一点を描くことで、意図せずして急にそこに存在感や生命感が現れてしまうことがある。)
そういった点を除けば、なるほど、たしかに終わりどころが分からなくもなってしまうかもしれない。
無数のドットの中にあと一点入れたってかまわない自由度が点描画には確かにありそうだ。


そういうわけで彼女のスケッチブックには完成形だか描きかけだか分からないものがたくさんある。
彼女は最近自分自身でInstagramをはじめたが、
ひとつ投稿しただだけで次が続かないのは面倒というほかにそんな理由もある。
(あまり深く考えずにやったらいいのに、とは思うが考えることでできているのが彼女である。)


-彼女の話

執筆者:

関連記事

noimage

何もない日

朝早く起きられたということ。 シンとした空気に触れられたこと。 本を読めたこと。 朝食をいつもより多く食べられたこと。 日焼け止めをきちんと塗って外出したこと。 通勤ラッシュの中知らない誰かが車を止め …

noimage

涙の世界

彼女は目に涙をいっぱいに溜めていた。 僕は彼女が一体どこに視線を定めているのか分からなかった。 それはおそらく彼女から見えた世界も同じだったに違いない。 ちょうどプールで水面があなたの網膜を横切った時 …

noimage

いちねんせいのかのじょ2

彼女はそもそも学校を思い出すのも苦手だ。 小学校も中学校も高校も大嫌いだった。 小学校に入学してから数ヶ月間、彼女は教室へ行けなかった。 いつもお腹を痛がって保健室で過ごしていた。 仮病だと言われたり …

noimage

彼女のペルソナ

彼女は「いつも100匹くらい猫かぶって生きてるから」と少し自虐的に笑う。 相手によっては「200匹になったり、10匹くらいになったりする」らしく 見ていても彼女はかなりうまく「猫をかぶって」いる。女優 …

noimage

怒った顔

彼女にはおかしなクセがあって 男を見るといつもその人が怒った顔を想像してしまう。 相手がとても親切な人で、どんなににこやかに話していても 彼女はふうっと 「この人は怒ったらどんな顔になるんだろう」とそ …

noimage

2020/03/17

意味

noimage

2020/01/31

メロディの輪郭

noimage

2020/01/29

真くろの向こう

記事内の彼女の絵や写真。
2020年9月
« 3月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  
This error message is only visible to WordPress admins

Error: No connected account.

Please go to the Instagram Feed settings page to connect an account.

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ HSPへにほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村 美術ブログへ