HSPとその他の話

「お前は何者だ」

投稿日:2016年12月10日 更新日:

誰でも

「自分は一体どこから来たのだろう」とか、「なぜ生まれてきたんだろう」、とか

「そもそも自分は本当に自分なのか」とか「なぜこれが自分なのか」とか

考えたことはあるだろう。

 

これは自我体験といって、だいたい10歳頃以降に唐突にはじめて「自分」とか「私」といった存在に気付き、

そんな当たり前のことに突然に疑問を持つ瞬間だ。

この体験は僕らが「自分自身」を確立していく上で発達上のとても重要なステップの一つだと言われているが、

僕はこの問いは人によってはいつまでもいつまでもついて回り、

ずーーっとずーーーーっと考えていくことになる問いになっているように思う。

(いや、気にするかしないかだけで、哲学的にも本来人間とはそういうものなのかもしれないが。)

 

人が自分自身に「なって」いく上で乗り越えるはずの大切なこの体験と問いを

いつまでも気にして生きていく人は自分自身になれないでいるんだろうか。

無意識下で遠い昔「お前は何者だ」と

その頃の自分にハンコを押してもらえなかったような不安を抱える人たち、

そんな「宙ぶらりん」を感じ続ける人たちは世の中に僕らが思うよりたくさん、いる。

 

 

 

【参考文献:大山泰宏著『改訂新版 人格心理学』(2016)放送大学教育振興会】

-HSPとその他の話

執筆者:

関連記事

noimage

必然想起

ただだらりんと生活していてもふと必然に気づくことがある。 その度に僕らは意味のないことなんてないのかもと気付いたりする。 彼女には時折ぽん、と突拍子もなく思い出される記憶とか感覚とかいうものがあって、 …

春バテでも大丈夫

認知行動療法

認知行動療法は簡単に言えば行動から認知を変える心理療法のひとつだ。 人は脳の指示によって行動していると考えがちだが、行動から脳への影響力は多大だ。 行動を変えれば脳が変わる。 「評価」が変わるとも言う …

スキン・ピッキング/Living

スキン・ピッキング/Living

彼女のスキン・ピッキングが始まったのは幼少期である。 彼女は保育園のお昼寝で使う布団の端から端まで血のドットを並べた。 血は皮をむしった彼女の唇からあふれ出たものだった。 こんなことをしたらおかしく思 …

春バテでも大丈夫

何者でもない

昨日の夜『天海祐希・石田ゆり子のスナックあけぼの橋』をみていた。 お酒を飲みながら観ていると尚楽しい。 だが僕は天海祐希(敬称略)が何気なく言ったに違いない質問が頭に残っている。 確かこのようなことを …

春バテでも大丈夫

繊細

繊細、とはどういうことだろうか。 HSPを語るうえで必ずといっていいほど登場する言葉のひとつが『繊細』である。 繊細、というとデカルトの『繊細の精神』が思い浮かぶが 僕は何度となくこの哲学的思想を理解 …

秋晴れ

2018/11/24

秋晴れ

優しい時間

2018/10/19

優しい時間

noimage

2018/09/18

アンビバレンス3

記事内の彼女の絵や写真。
2018年12月
« 11月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ HSPへにほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村 美術ブログへ