HSPとその他の話

ことば

投稿日:2016年12月16日 更新日:

HSP-The Highly Sensitive Personとは

よく「とても敏感な人」と訳されることが多いようだ。

highly は「高度に」とか「非常に」とか「大いに」といった意味があるし、

sensitive は「敏感な」「感度の良い」とかいう意味があるから、

この訳はなるほど、その通りだ。

 

おもしろいのはこの sensitive で、

「敏感な」という意味のほかに、

「神経過敏な」「傷つきやすい」「機密」「傷などが痛む」といった意味もあってとても興味深い。

また「よく気がつく」とか「影響を受けやすい」という意味もある。

日本語ならこのように5個も6個もダラダラとその意味を連ねなければならないが

sensitive と言ってしまえばその一言で驚くほどHSPの特性がもうそのまま表わせてしまうのである。

そして逆に言えばこれこそが日本語の「繊細な」ところであるともいえる。

 

敏感な、という訳語ひとつとってみてもこんな風に知らないことはたくさんある。

それなのにイメージばかり先行してしまって自分の思い込んだ意味のまま

その言葉を理解したつもりになっているのが常だ。

これは自分が普段使っているどの言葉にもいえること。

(だから僕らは間違いを犯すし、誤解を生む。)

 

言葉の解釈というのはとても難しい。

僕はこの投稿を書きながらもこんなことについて書いたり考えたりするのは面倒だし大変だし、

やっぱりやめようか、書きたいことだけを書こうか、未だに迷っている。

 

でも別に完璧な言葉の定義なんて誰にもできないのだし、

僕は僕で断片的にでもいいから気になる言葉について考えていったらいいんじゃないかという気もする。

そういうわけで僕にとっての「その言葉」はなんだろう?と

そんなことも時々考えてみようと思っている。

 

 

 

【参考文献:広辞苑第五版/岩波書店、ジーニアス英和辞典第3版/大修館書店】

 

-HSPとその他の話

執筆者:

関連記事

春バテでも大丈夫

繊細

繊細、とはどういうことだろうか。 HSPを語るうえで必ずといっていいほど登場する言葉のひとつが『繊細』である。 繊細、というとデカルトの『繊細の精神』が思い浮かぶが 僕は何度となくこの哲学的思想を理解 …

noimage

不幸自慢

彼女は前向きな人間だ。 僕が書いている彼女は人にどう映るだろう。 不幸だろうか。 ネチズンは彼女をメンヘラ認定するかもしれない。 彼女が精神をやられて不幸自慢していると。 実際最近の世の中は不幸自慢が …

春バテでも大丈夫

何者でもない

昨日の夜『天海祐希・石田ゆり子のスナックあけぼの橋』をみていた。 お酒を飲みながら観ていると尚楽しい。 だが僕は天海祐希(敬称略)が何気なく言ったに違いない質問が頭に残っている。 確かこのようなことを …

春バテでも大丈夫

認知行動療法

認知行動療法は簡単に言えば行動から認知を変える心理療法のひとつだ。 人は脳の指示によって行動していると考えがちだが、行動から脳への影響力は多大だ。 行動を変えれば脳が変わる。 「評価」が変わるとも言う …

noimage

必然想起

ただだらりんと生活していてもふと必然に気づくことがある。 その度に僕らは意味のないことなんてないのかもと気付いたりする。 彼女には時折ぽん、と突拍子もなく思い出される記憶とか感覚とかいうものがあって、 …

記事内の彼女の絵や写真。
2019年5月
« 1月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ HSPへにほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村 美術ブログへ