彼女の話

彼女とテレビ

投稿日:2016年12月4日 更新日:

彼女はほとんどテレビを観ない。

唯一続けて毎週観ているのはイッテQで、出演者はみんな好きだが、

特に「イモトとオカリナと出川(親しみ込めて敬称略)」がとても好きだ。

 

ときどき気になるドラマがあれば観るが(ちなみに今シーズンは逃げ恥を観ている)、

そもそもテレビをつける習慣がないのでしょっちゅう忘れて見逃す。

そうなるとネットでオンデマンドをみることになるので、イッテQもネットで観ればいいのだし、

結局テレビは要らないのではないかと最近思っている。

 

しかしそれに断固として反対しているのは彼女の小さいころからの友人Nで、

この人はときどき彼女に最近テレビを観ているかチェックを行っている。

テレビを観ることは社会とつながることだ、と信じているからだ。

確かに彼女はスマホもしょっちゅう見るわけでもなく(よくバッテリーが切れている)、

最近やっと関心をもったツイッターもパソコンでときどき開くだけでスマホにインストールはしていない。

世の中で何が起こっているか知る術が彼女には何もないのである。

先日トランプが大統領選に勝利したことも2,3日知らなかった。

このおかげで彼女はよく不思議ちゃんや天然扱いされたり、いい齢して世間知らず、といったレッテルを貼られることがある。

(最新ニュースを知らないだけで世間知らずというのとは少し違う気がするが。)

 

先日のようにトランプのニュースを知らなかったなど、

彼女も、もうそんな時期だったのかと自分でもびっくりした後なんかは

職場の新聞の見出しをチラ見するようになるのだが数日するとそれもまた忘れてしまう。

これは良くないなぁと思ってはいるようでニュースの時間に視聴予約をかけておくこともやってみたのが、

突然テレビがONになると必要以上に仰天してしまい心臓によくないと言い訳してやめてしまった。

 

いつからテレビを観なくなったかは覚えていないが、

まずニュース番組に関してはあまりいいニュースがない、という理由で疎遠になった。

観ていると悪いニュースばかり延々流れてその時によってはひどく憂鬱な気分になってしまう。

それからCMが疲れる。

一方的にこれも延々とまるで画面から這い出して迫り狂うようにアピールしてくるあの強引さに疲れる。

しかもやっと慣れたと思った瞬間、また次のCMに迫られてしまってそれだけでもう嫌になってしまう。

(彼女はCMの中にはかなり芸術的または心を打つ作品があることも了解していて、

それをときどき見逃しているのだろうなと思うと、少しもったいない気がしている。)

 

イッテQはともかくとして、今日本いや世界中で災害も多い。

何かあったときのためにもテレビを処分してしまうというのは尚早かもしれないなあとは思っている。

 

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