彼女の話

彼女とHSSと著作権と僕4

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ちなみにアメリカへお伺いをたてていた件だが、
もちろん返事はノーだった。
ドクターアーロンは出版社との契約によって厳しく制限を受けていて
文献からもウェブサイトからも引用は許可できない。
ドクターのアイデアを参考に自分の言葉で伝えてほしい。

リエゾンのおねえさんがくれた返信はとても丁寧なものだった。
分かりきったことを訊いて手を煩わせてしまったが僕は感謝した。



彼女に伝えると少し肩をすくめてみせたが視線を落としただけで何も言わなかった。
自分は言いすぎてしまったとずっと気にしていたからどうリアクションしていいか分からないんだろう。


僕に言いすぎたと気にしているのならその必要はない。
君は何も間違っていないし、僕も嫌な言い方をして悪かったと思っている。

と、言ったとして。
彼女はそれはそれで僕に謝罪をさせてしまったことにおかしな罪悪感を感じてまた気にし始めるに違いない。

それはそうだけど、謝られるとなんで申し訳なくなっちゃうんだろう。
そもそも私謝ってほしかったんだっけ。それが大事なんだったっけ。
いや違うな、ただなんとなく納得できなかっただけなんだ。それを押し付けただけだったんだ。
えーとえーとそれにすごくいやな言い方をしたのはむしろ私のほうだったんだよなぁ・・・

とかね。

だから僕は謝らないよ。
向き合おうとしてくれてありがとう。

-彼女の話

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