彼女の話

彼女とHSSと著作権と僕3

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こういう時僕はすごく思う。
少し知識のある人がこれまでの彼女の話を読んだならおそらく見当がついているだろう。
そう、おそらく彼女はHSSだ。

海外でフラフラ数年暮らし、
7、8時間のトレッキングもひとりで敢行。
人の心配をよそに一人旅も突発的に行ってしまう。
引っ越しの回数ももう覚えていない。
暗闇に籠っているのも好きだが、しばらくするとお尻がムズムズしてきて
一人ふらりと美術館や博物館に出かけていく。
相手に恋人がいる男であっても寝たこともある。
やることがあれば休みも補給もなく突っ走り続ける。
そして(少し強すぎるほどの)正義感。


僕はずっと彼女にHSSセルフチェックを受けてみてほしいと思っているが、
タイミングが図れないでいる。
そもそも彼女はHSPという気質にもあまり関心を示さない。
ひとつは一番最初の僕のアプローチがとてもいけなかったと思う。
僕はあの時例のドクターアーロンの本を君のことのようだから読んでみたらと渡したのだ。
そんなことはせずに、心理テストみたいなものだとセルフチェックを僕が読み上げたらよかった。
突如突きつけられた本に激しく動揺しながらも彼女はなんとか読もうとしたようなのだが、
結局はほとんど読まないまま数日ふさぎ込んでしまった。
僕はあの時心から悔いた。
すごく、かわいそうなことをしたなって。


彼女があの本のどこにそんなに反応したかはわからないが、
新しい刺激をもらった彼女は最初は嬉々として広げた。
でもその後はすっかり飽きてしまったかのようにその話を一切しなくなってしまった。
あまり考えたくない、という事実もあるだろうが大して読めなかったとしても
本来HSPの直感をもってすればその本に何か自分にとってとても大切なことが書いてあることは分かったはずだ。
しかし彼女は単に文字通り「飽きた」のである。「おもしろくない」「つまらない」「もういいかな」なのである。
彼女は決してそう言えるほどにHSPについて分かったわけではないのだが、
彼女の興味の対象はもう他へ移ってしまったと言えるだろう。
この夏彼女がハマったアイスの実マンゴーもHSPも彼女にとっては同じものなのである。
どちらも今は「もういい」のだ。


本来ならばHSS/HSPとして彼女の話をしたり考えたりしたほうがいい。
でも今HSSの話をしても彼女があまり積極的に話を聞くとは思えない。
また拒否反応を示すかもしれないし、僕は今度こそ慎重に話をしなくてはならないと思う。


-彼女の話

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