彼女の話

彼女の城

投稿日:2016年11月18日 更新日:

彼女は家をとてもとても愛する。

仕事に行っても友達と会っても、出来るだけ早くこの場所に戻りたいといつも願っている。

ロフト付き1Kが彼女の縄張り、彼女の城。

 

彼女は最近DIYにハマっている。

今日も音楽を(内向的とは思えない音量で)聴きながらバンバン釘を打つ。

木材の切り口はよがみ、釘も曲がっている。

まだあまりうまいとは言えない。

でもそれもこれもこの城をさらにしあわせな場所にするためなのだ。

目的を持った彼女の集中力はハンパない。

注意していないと食事はおろか、水分もとらない。

空腹になる前に何か食べさせないと、その後はあまりよくないことになる。

 

なんとか今日の品は出来上がったようだ。

その棚は見るからにいびつで、本人も見るからに片付けが面倒な様子だが、

とりあえずノンアルコールビールの用意でもしておこう。

-彼女の話

執筆者:

関連記事

知ること

知ること

彼女はいつも何かを考えている。 「考える」とは一見思慮深く大切なことのように思えるがなにごともやりすぎはよくない。 彼女は考えることを止めることができない。 ひとは脳で「考える」。 「考える」と感情が …

noimage

彼女はあんまり神様は信じていない。 いや、正確に言えば都合のいい時だけ頼っている存在があるにはある。 そんなときに「ああ、神様お願いです」と思ったりするけれど、 それがいわゆる神社や教会によくいる神様 …

noimage

忘れていく彼女 -感情

前回と前々回のつづき 彼女にはときどき顔を合わせるおばあさんがいる。 顔を合わせても話すときもあるし、話さないときもある、 それくらいほんの少しの時間一緒にいるおばあさんだ。 そんなおばあさんが小学生 …

noimage

サンタマリア号

(※映画『トゥルーマンショー(The Truman Show/1998)』よりネタバレ注意) 自分が一体どこから来て、何者になっていき、どこへ行くのか。 到底答えが出そうもないこのテーマについていつの …

noimage

結婚

彼女は結婚していない。 する予定もないし、する相手もいないし、するつもりもない。 結婚とは不思議なものだよなぁと彼女は思う。 たった一枚の紙切れに辿り着くまでに、 喜怒哀楽どころか希望とか目標とか不安 …

表面下の世界

2019/01/16

表面下の世界

渇き

2019/01/07

渇き

秋晴れ

2018/11/24

秋晴れ

記事内の彼女の絵や写真。
2019年2月
« 1月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728  
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ HSPへにほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村 美術ブログへ