彼女の話

彼女に触れるもの

投稿日:

彼女はピッタリ肌にはりつくような服は嫌いだ。
窮屈で身に着けたがらない。
ダボっとしたのやふわふわした服をよく来ている。
ワンピースは好きだ。

もちろんチクチクする化学繊維のニットやマフラーなんかもよくない。
ハイカットスニーカーの「ハイ部分」が足首に当たるのも落ち着かないので、長めの靴下を必ず履く。

シーツや布団カバーの毛玉が触れると眠れない。
ザラザラしたのが彼女の肌を刺激してしまって小さなころから我慢がならない。
中の布団が寄ってしまって、布団カバーの薄く軽いペラペラしたのだけが肌に触れるのも嫌だ。
眠りたいのにざわざわしてしまって目が醒めてしまう。


これらは特に周りから彼女が神経質だと決定づけられてしまう要素のひとつになっていて、
彼女は長い間神経質なのだと自他から洗脳されてきた。
それはどうも彼女の気質にもよるようなのだが、僕らはそれと神経質とどう違うのかよくわからない、と思っている。


彼女に触れるもの

-彼女の話

執筆者:

関連記事

noimage

燻る-くすぶる

彼女はある夜自分の中が激しく噴火したがっているのを感じた。 くやしい くやしいくやしいくやしい!! 怒りのような欲求不満のようなハラワタがとび出てきそうな そんな不快感。 そして熱。 食いしばった歯の …

noimage

退行する彼女

彼女は自分は成長どころか退行していると感じている。 彼女はNと相変わらず連絡をとっていない。 Nからは、週末を使った小旅行に行かないかと誘いがあったのだが答えていない。 読んだときは何も思わなかった。 …

noimage

彼女と夏

夏は子供のころから彼女に懐かしい何かを感じさせる。 自分に何か大きな転機が訪れるとするなら 冬でも春でもなくそれは夏だろうと今でもなぜか確信している。 このまとわりつくような暑さと、生の匂いのような緑 …

純音の朝

純音の朝

いつまでこんな夜を いつまでこんな朝を 一体いつまで、続けるのだろう。 どうしてこうなってしまったんだろう。 どうしてこんなにもひとりになってしまったんだろう。 毎朝聴くあの無機質な音。 彼女自身が作 …

noimage

女の価値観

彼女はいわゆるなんでも一人で自分でやってしまう人で、 いわゆる男性が守ってやりたくなるような「か弱い」女性ではない。 それどころかそういう「女」を嫌っている。 たとえば届かないところにあるものを、取っ …

記事内の彼女の絵や写真。
2019年9月
« 8月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ HSPへにほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村 美術ブログへ