彼女の話

彼女と酒

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彼女は酒が好きだ。
飲み会は嫌いだが、ひとりで飲むのはとても好きだ。


昔は平日も仕事の後の楽しみに発泡酒を1本飲んでいたが、
知り合いにノンアルコールをすすめられて以来、平日はALL FREEで事足りることにきづいた。
一日の最後にぷしゅっと開けて、しゅわしゅわする甘くないものであればどうやらなんでも良かったようだ。

それでも休日には飲むのを楽しみにしている。
特にベランダで風に揺れる洗濯物を眺めながら真っ昼間から飲むのが好きで、
そのために気に入ったつまみを前日から揃えたりする。
音楽を聴いたり本を読んだり絵を描きながら飲んでいるときもある。
好きなことを好きに飲みながらご機嫌で過ごすのが休日だ。


残念ながら日本酒と焼酎は飲めない。
においを受け付けないのだ。
発泡酒かワインが多い。
麦酒に関してはビールでも発泡酒でもあまりこだわらない。
ワインは赤も白も好きだが、どちらを飲むかは気分次第だ。
甘いものはあまり飲まないが、ときどき思い出したようにジンビームのコーラ割りが無性に飲みたくなったりする。
ジンも普段は飲まないが常備している。


彼女は異常にシャイだが、飲むと心ほぐれて色々話してくれる。
いつも自分は何かおかしなことを言っているのではと恐れて話してくれないことも、
彼女の不思議な世界のことも。
聴いていると理解しづらいことも多いが、彼女がそれらをそれなりに楽しんで過ごしていることが伝わってくる。
そう努めようとしているのかもしれないけれど、
いつか彼女がいつでもあんな風に”彼女”になれるときが来ればいいと僕は思う。



彼女と酒

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