「 年別アーカイブ:2018年 」 一覧

優しい時間

優しい時間

2018/10/19   -彼女の話

彼女はここひと月ほどとっても長い夢を毎晩みている。 朝意識が起きると、何か6時間ほどの長い長い映画をみたような それでいて自分が異世界にいたかのような見事な浮遊感をもって目を覚ます。 目覚めたときの気 …

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アンビバレンス3

2018/09/18   -彼女の話

僕は彼女に何か言うということはほとんどないのだが、 この日はなんとなく口にしてしまった。 君が時々行っちゃうあっちの世界だけど、別に完全にさよならすることはないんじゃないの。 彼女は相変わらずの寝ぼけ …

棚

2018/08/29   -HSPとその他の話

僕は図書館にいた。 何とはなしに見上げた棚は医学・心理学・超能力や哲学関係がなどが雑多に並べられていた。 小さな図書館ではよくこういった、とりあえず”あなたの心身に関することの棚です”といったような一 …

花がら

アンビバレンス2 ー花がら

2018/08/16   -彼女の話

HSPはとかく外界からの刺激に対する敏感さを挙げられることが多いが、 自分の内界からの刺激にもそれは同じである。 自分が作り上げた妄想世界を自分自身で衝撃的に拒否してしまったあとも、 彼女が完全にその …

”神経質”な夏の食事

”神経質”な夏の食事

2018/08/05   -HSPとその他の話

彼女が自発的に食事を摂るようになってきた。 彼女は牛乳プリンを食べた。 食事をするようになったのはかなりの前進ではあるが、時季が悪い。とにかく悪い。 夏は一年で彼女がもっとも食べたがらない季節だ。 暑 …

アンビバレンス

アンビバレンス

2018/08/02   -彼女の話

「もういいから!!出てこないで!もう必要ないからもう行って!!!」 朝4時前だった。 彼女はずっと眠れずにいて、数時間眠っていたかと思うとまた目が覚めを繰り返し、 この時は起き上がってベッドに腰かけ文 …

”変わる”ということは何かを”失くす”ということ

”変わる”ということは何かを”失くす”ということ。

2018/07/30   -彼女の話

”変わる”ということは何か”失くす”ということだ。 ある人たちにとっては当然かもしれないその事実に彼女はようやく気付きかけている。 彼女は変わるということについてほとんど意識すらしていなかった。 ただ …

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とどめようがないこと

2018/07/29   -彼女の話

暗い気持ちでいることは悪いことじゃない。 みんなポジティブに前向きにって疲れるんだよ。 ネガティブだからダメなんだって、だれが決めたんだろう。 自己啓発本か脳科学か誰かの経験則か。 恨みも怒りも妬みも …

ヘドロの中で

ヘドロの中で

2018/06/30   -彼女の話

「ヘドロの中で生殺しにされている気分だ」 僕はこの日、点滴にするか牛乳プリンにするかで悩んでいた。 点滴は今の彼女を直接的に物理的に助けることを明らかだった。 ただし僕の記憶では彼女は牛乳プリンが実は …

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エビ反りする彼女

2018/06/23   -彼女の話

前回に引き続いて、次に訪ねたときは変わらず同じ背格好で彼女は横たわっていた。 もしやあの日僕が去ったあとからずっとそのまま一つの身動きもしなかったのではと 少し背筋が寒くなった。 確かに彼女は静かに横 …

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くろくなる光

2018/06/20   -彼女の話

「白いキャンパスに光を描こうとするとくろくなる」 彼女は自分が塗り上げたその黒さに絶望する。 久しぶりに会った彼女はひどく痩せていた。 まるで地球上の重力すべて集めましたといった重さの鉄板によって き …

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彼女を包む音

2018/06/08   -彼女の話

引越しをして彼女は色んな音に耳を傾けるようになった。 近くに川や木々が多くあることで、鳥が多い。 色んなさえずりが聞こえてくる。 時々は雨どいをトントン跳ねながらぴーちく言っている。 その足音はなんと …

今ここ

今ここ

2018/06/01   -彼女の話

彼女が引越しをした。 久しぶりに行ってみたら人がいない物件にかけられる例の水道局の袋がドアノブにひっかかっていた。 水滴に目とか鼻とか乗っけてある、よくあるあのイラストがゆらゆら風に揺さぶられていた。 …

春バテでも大丈夫

春バテでも大丈夫

2018/05/04   -HSPとその他の話

春だ。 暖かくなって嬉しい限りだが、春はそういいことばかりでもない。 花粉症の人も多いし、みんな色々と出費がかさむ時期でもある。 知らない人に会ったり、はじめての場所に行くことも多いし、 HSPにとっ …

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彼女の右後ろと左斜め前

2018/04/24   -彼女の話

彼女はいつの頃からか死をごく親しみのある近しい存在に感じるようになっている。 いつ、どうしてそうなったのかは分からないが、 彼女は”それ”が”そこ”にある、ということを感じるのだ。 ちなみに”そこ”と …

優しい時間

2018/10/19

優しい時間

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2018/09/18

アンビバレンス3

棚

2018/08/29

記事内の彼女の絵や写真。
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